カトル様について語ろう いつだってカトルは自分と向き合っている。 弱さも脆さも汚さも、みんな自分の中にあるものと認め、決して目を逸らそうとはしない。 そうやって生きるからこそ、彼は優しいカトルであり続ける。 そしてまわりの者達も皆、彼を愛するのだろう。 （「CARNAL DESIRE」より。裏扱いの作品です、ご注意ください） 恵まれた環境で何不自由なく育った大富豪の御曹司。アラブ系のはずなのに、プラチナブロンドに碧眼（どうやら母親譲りのようだけど、確か、そういうのって劣性遺伝だと聞いたことがあるような…）で、容姿端麗。物腰は穏やかで、素直で人に愛される性格。 勉学、芸術、運動能力やＭＳの操縦能力等、あらゆる面で卓越した才能を示し、しかも洞察力に優れ、４０人もの大人を率いるほどのリーダーシップを持っている。……とまあ、色々な資料を参考にまとめると、こんな感じでしょうか？ 他には、激情に駆られると…？とか、好きな言葉が｢衣食足りて礼節を知る｣（これ、サン○イズ公認じゃないよねっ！？まあ、わからなくも無いけど）などと言う記載もありましたが、ここでは却下させていただきます。 ……それにしても、これほど兼ね備えたキャラクターって、少女マンガでさえ避けてとおる設定じゃないでしょうか（爆笑）。だから五人の中で一番人気が無いのかなあ？（雑誌三冊分＋某アンソロジー＋某ファンクラブの投票結果を参考にしました…） えー、それはさておきカトル様の魅力について。 私は昔から、『楽器が弾ける女顔のお坊ちゃまタイプ』に弱いんですよ(笑）。でも、それだけじゃここまでぞっこんにならないですよね。 あらゆるものの『命』にこだわる彼は、戦いを繰り返すたびに自分の心を傷つけます。守ろうとしたものに裏切られ、ゼロに翻弄され、それでも彼は戦うことを選んでしまう……。 悩み、苦しみながらも常に希望を失わない。自分も含めた人間の強さも弱さも直視しながらも前向きでいられる彼に、私は理想の自分を重ねました。 マグアナック隊が常に彼の後ろに控え、サンクキングダムではヒイロに気遣われ、リーブラではトロワに助けられ…と、一見、彼は守られるタイプに見えます。 でも、サンドロック自爆のエピソードや、ピースミリオンで事の重大さを一番理解していたのは彼であったことなどを考えてみてください。状況判断をするのに長けている…それこそがカトルを支える強さなのです。 ほら、ドクターたちも言っていたでしょう？ 『優秀な兵士だ。ガンダムの５人をまとめる力を持ち合わせているのだな』…って。 そしてそれは、幼い頃から｢カトル様」と呼ばれ、多くの人にかしづかれる自分の立場の意味を理解しているからこそ、身についたものだと私は考えます。 『その後』の彼は、十七歳で当主になります。 あまりにも若すぎるのですが、それでも彼は、弱音ひとつはかず、平然とした風を装って頑張っているに違い有りません！そんな彼が、私は愛しくてたまらないのです。 だからと言って、私は彼にただ夢を見ているだけではありません。 小説を書く時でも、彼の年齢相応の少年らしさ、人間としての当たり前の弱さを、きちんとおりこんでいるつもりです。ええ、あくまでも、つもり…なんですが(苦笑）。 そんな彼にぴったりのお相手は一体誰でしょう？　私の同人活動は主に１×４でしたが、これでなければ駄目だという強いこだわりがあるわけではありません。所詮私はカトルファン。カトル様が幸せであれば良い訳で。 ただ、自分で書くぶんにはヒイロとカトルに中毒状態、ぞっこん(爆笑)なのですが…。 以上は、私の独断と偏見に満ちた『受カトル』論なので、反論の有る方も多数いらっしゃるだろうと思います。 『攻カトル』を熱愛しておられる方は、どんな風に思っていらっしゃるのでしょうか？ お相手によっても、きっと色々な御意見があるのでしょうね。 いろんな方のいろんなお話を聞きたく思います。 御意見、ご感想の有る方はぜひ、メールを。語り合いましょう。 ＢＡＣＫ